癌治療10回目。
昨日は、今年初めての4週ごとの診療日だった。
昨年最後の診療では、腫瘍マーカーが悪化の傾向にあり、薬を取り換えたほうがよいという主治医の判断があったが、なんだかんだ異議申し立てしたら、次の検査まで様子を見ましょうということになった。
その結果がどうなるかで、おれの今年と今後が左右される。
朝イチの8時に自動再来受付を通過、臨床検査室の受付で受診票を出して待つ。8時45分、採血採尿。
診療受付に受診票を出し、待つ。9時50分に呼び出し。
さて、検査結果は、さらに数値が悪化し、「再燃」の診断。つまり、押さえ込んだ癌細胞の増殖が、また活発になったのだ。
ああ、わずか数カ月で平穏は終わったのか。
もう様子を見ることはしてられない。
癌対処の薬は、注射を2本と錠剤を毎朝食後1錠だったが、この錠剤はもはや効き目がなくなった、ようするに癌細胞が抵抗性をつけ強くなっちゃったのだ。
それに主治医の話では、おれの癌細胞は、タチがよくない。ワルなのだ。飼い主に似るのかなあ。
タチが悪いうえに、強くなった癌細胞に対処できる薬はあまりない。しかも18年に使用が開始されたもので高価だし、副作用も強い。それを使って、仮に改善されても、今回のように、またいずれ効かなくなる。完治はないのだから、少しばかり余命をのばすだけのことだ。
ま、だけど、やってみることにした。
来週の火曜日、もう一度受診し、薬を処方してもらうことになった。
家族にも読んでおいてもらうようにと、錠剤の使用法と副作用や生活上の注意などを書いたものを渡される。
毎日1錠、いつ飲んでもよいので、寝る前に飲めば、副作用も比較的楽にのりこえられると主治医はいう。
気になる飲酒は、どうか。「適度」ならよい。
中央処置室で、いつもの注射を2本。会計8120円を自動支払い機に投入し、薬局へ。患部機能対処の錠剤、毎朝食後1錠28日分をもらう。約300円。
だんだん先が見えてきた。
2020/12/09
癌治療9回目。
https://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/12/post-a18392.html
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