土をいじる。
放置状態だったプランターの土を再生する作業をした。
60センチばかりの2つだけだが、古いプランターは木枠だったから腐って崩れるままであり、土は腐った木枠や小石と共にカタマリと化していた。
この3、4日は晴れていたから、土を干すのによかった。
干しながら、小石や古い根や木くずなどを取り除く。フルイがあれば簡単かつ正確にできるが、富裕者の道楽じゃないから、そのためにフルイを買う気にもならないし、手作業もアトランダムで悪くない。
面倒だが、集中し、気分転換になる。これは、薬の副作用対策にもなるらしいし、薬が効くためにもいいらしい。プラシーボ。
土をひっくり返しながら干して、1日、2日、土がふかふかになっていく。土が生きているって、この感じだよなあ。
仕上げの決め手は、ミックス・スパイスみたいに、いろいろなものを混ぜて売っている「再生用の土」を混ぜる。
ふっかふかの土になった。
新しく買ったプランターにもどす。
薬の副作用で疲れやすくなっているから、休み休み、ゆっくりゆっくり、身体を動かした。この感じは、かつて「健康」なときにはなかった。
何も考えずに作業に集中したり、藤原辰史『分解の哲学』や『スペクテイター』47号「土のがっこう」それから先日の野良の芸術2021「天空と大地」などを思い出しながら手を動かしていると、脳ミソも身体もふかふかな感じになった。
工学的脳ミソから農学的脳ミソへ。
この感じが原稿になればいい。
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